【レビュー】『ブランド力 ~今、企業や自治体に求められている大切な価値』関野 吉記

ブランド力の時代をどう生きれば良いのか?

ブランドの価値について、考えてみる。誰もが、良いイメージを持つブランドは何が背景にあるのか。以前であれば、ロゴマークやCMなどの外向きの印象、商品のクールさなどがブランドとされてきました。

今は、ブランドというのは、お客様が評価してくれる価値であり、働く人が作り出すものという二重性があるようです。

ブランド力 ~今、企業や自治体に求められている大切な価値』関野 吉記

関野さんの書籍を読みながら、ブランド価値の高いと言われる企業を想定して考えてみました。やはり、企業の経営者や広報部門が一方的に語る言葉だけでは、ブランドは成り立ちません。以前のように、かっこいいキャッチコピーだけで、優劣がつくような時代でもありません。

企業ブランディングは、インナーブランディング(社内浸透)とアウターブランディング(社外浸透)の二つから成り立っています。

インナーブランディングとは、社員に対する取り組みであり、主に日々の業務や研修において、ブランドの浸透を図ります。企業理念に即した「実践行動」を促進し、ベクトルを合わせて、質を向上させていくものです。

確かに、従業員がブランディングの基礎になるという考え方は、しっくりとします。企業理念をどこまで理解しているのかという点を徹底できる企業にこそ、採用・定着率などを軸にした従業員の満足度は発生するでしょう。もちろん、給与や待遇という面も大事ですが、その組織・ブランドに属する価値を感じさせられるかどうかは、とても重要だと思います。

アウターブランディングは、社外の人間に対する取り組みであり、主に広報・広告活動でブランドの浸透を図ります。お客様の「経験価値」を豊かにして、自社へのブランドロイヤルティーを生み出すのが目的です。

従来のブランドという言葉のイメージは、アウターブランディングに近いと思われます。どれだけ新しい活動をPRして、広告に投下する予算があって、という活動。派手さが目立つという点が特徴でしょうか。今は、イメージだけでなく、お客様の経験にまで浸透するとなると、深さが大きく変わってきています。

実例として、オタフクソースが取り上げられていて、理解が進みました。経営者の指し示すビジョンのもと、どのような活動を従業員がやってきたのか、という点は、興味深かったです。お客様(お好み焼き店とお好み焼きを食べてくれる個人)にどうやって、接していき、自分たちのお好み焼き専用のソースを広めていくのか、という地道な活動の成果を理解できました。

また、今後、世界に「OKONOMIYAKI」がジャパンフードとして認知されるとしたら、オタフクソースが重要な役割を果たすのも納得しました。ブランドを作り上げるための時間、労力、思いの深さ、などが伝わる好例でした。

そして、地域ブランディングとして、秋田県を取り上げるあたり、関野さんの株式会社イマジナ社が、幅広くブランド力に関わるビジネスを展開されているエビデンスとしては最高に良かったです。

さらに、組織ではない、個人ブランド力をどうするか?となると、別の基軸が必要になるのでしょうから、より特化した専門家の知恵とアイデアを取り入れていく必要があるのでしょう。

ブランド価値が、社会に占める重要度は今後、高まっていくことは間違いないと断言できます。

<関野 吉記さん関連本>

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するラボ・リーダー(主宰者)。また、3人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。