強くなるということは、弱い自分も愛することだ。
あなたは、今、自分のことで何か悩んでいませんか?
仕事、恋人、家族、人間関係、健康。
全く悩みがない人生を送れれば幸せなのでしょうか。
悩みの中には、自分の弱さが原因に感じることが多いもの。
でも、この自分の弱さも「ありのまま」に受け入れて、愛することができたら最高な人生に近づける、という切り口の一冊の本を読みました。
あなたの人生は、あなたの根拠なき思い込みで造る彫刻だ。
人生やビジネスを支えてくれるリアルな言葉を投げかけてくれる、千田琢哉さんの本が好きな私は、今回、長すぎるタイトルの本を手に取り、しばらく考えました。
『「どうせ変われない」とあなたが思うのは、「ありのままの自分」を受け容れたくないからだ』
ありのままの自分を受け入れてるから、自分の弱いところ、嫌なところに意識が向かうのは誰だって仕方がないこと。
千田さんは、実績で生きるとどこかで限界がくるのだから、「根拠なき思い込み」で生きたら、人生が謳歌できると言い切っています。
確かに、他人から見ると痛いぐらいの勘違いと受け取られそうな「根拠のない思い込み」を持っている人は、簡単に折れないし、多少のことではへこたれません。
人生全てを「根拠のない思い込み」でやり過ごせるほど、楽なものではないと思いますが、最後は、自分がどう受け止めるか、という一点が人生を左右する大事なポイントになるという話は理解できます。
大人はみんな、あまのじゃく。
私は、家族や友人から、あまのじゃく(天邪鬼)な人間だと思われている時があります。
本心とは別の行動を取ることってありますよね。
本当は好きなのに、嫌いと言ったり、欲しいのに、いらないと意地を張ったり。
大人はみんな、あまのじゃくなのだ。
あまのじゃくではない人は、二通りしかいない。
幼い子どもか、人生を心から謳歌しているお飛んだ。
それ以外の大人は、あまのじゃくであることが当たり前なのであって、本心をストレートに口にする者などいない。
本音を言わない、建前な話ばかりで嫌になる、と考える癖が私にはあります。
ただ、私自身が、あまのじゃくだから、常に本音しか口にしないかといえば、TPOを踏まえて、本音とは真逆のことを口にすることもあれば、表情を作っている時だってあります。
どうせ、大人はみんな、あまのじゃく、と割り切っているだけで、人生は気楽に感じられるので、心の重荷は減っていきます。
夢を叶える人にとって、目標は目的の通過点にすぎない。
私は、この『「どうせ変われない」とあなたが思うのは、「ありのままの自分」を受け容れたくないからだ』の中で一番響いた部分は、この項目の内容を読んだ時でした。
目標とは目的の通過点にすぎない。
目的というのはあなたの夢であり、あなたの理想のことだ。
あなたの人生の目的は何かイメージしてもらいたい。
何のために生まれてきたのか、何を墓碑銘として刻みたいか、それがあなたの人生の目的だ。
(中略)
目的である夢や理想が、毎日のようにコロコロ変わることはない。
だが目的である夢や理想の手段である目標はいつ変わっても不思議ではない。
(中略)
目的達成のためには、手段である目標はどんどん変えてもいいのだ。
自分の人生、ビジネスでもそれ以外の分野でも何かをやろうと決めた時には、単純に目標を設定する。
・売り上げを2倍にする。
・子どもと毎週末は必ず遊ぶ。
・週に3冊の本を読む
どの目標も何らかの具体的な数字を入れて計測できるようにして、進捗をチェックするというのが今の時代のトレンドです。
結果として、日々の数字の進捗の良し悪しを見ることが目的化してしまい、目標とのギャップに苦しみ、リカバリーしようと無茶な目標を立て直す。そして、うまくいかず、頓挫する。
よくある話です。
でも、この目標なんて、いつだって、どうやって変わっても構わない。所詮、手段にすぎないのだから、と千田さんのように切り替えて考えてしまうことができれば、気分が楽になります。
常に、目的をベースに考える。何のために、どうして、という根本を忘れないで、その先に目標を設定する。
この目的部分がブレブレでなければ、目標の変更、達成や未達成など、正直どうでもいいことになります。
あくまで、目標は目安にすぎないから、仮決めの存在だとやり過ごすことができれば、状況や変化に応じて柔軟に目標は変えていけます。
目標を絶対視してはいけないのです。
目標が達成されたのに、目的が達成されないよりも、目的が達成されて、目標が届かないなら納得できてしまうのです。
何を始める、やめる、続ける、人生は選択を迫られる場面が多くあります。
その時は、目的は何か、という本質と向き合うことを最優先にして生きていくことが理想だと感じませんか?
人は、強みも弱みももつ存在
全てにおいて完璧に見える人間であっても、絶対に弱みを持っています。
表向きには見せない部分でも、絶対に弱みはあるのです。
強みが何かということを意識しつつ、弱い自分を認めてあげるという自己認識ができるだけで、メンタル的には大きく楽になります。
こんなダメなところも自分の一部、そんな自分も悪くない。
周りの人が何をあなたに言ったとしても、このスタンスがブレなければ、自分の人生を納得して生きていけます。
千田さん本に背中を教えてもらい、ヒントをもらうことが、私の原動力になっています。
あなたも読んでみませんか?
千田琢哉さんの本
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
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