クーデーターが起きた。予想外の展開が発生した。大事故だ!
色々な表現方法があるかもしれないけれど、2021年4月の「書評風」ランキングのトップには、今まで一度も登場したことがない本が現れた。
おそらく、この本を読んだことがある人は少ないのかもしれない。著者への思い入れなんだと思いつつも、その勢いに本当に驚かされました。
さあ、どんなランキングになったのか、チェックして見てください。
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2021年4月度「書評風」記事ランキング TOP5
毎月、書評風記事ランキングを作成するのがルーティンであって、ワクワクにならないのは、変化が乏しいからだと、毎回書いているような気がします。
つまり、瞬間最大風速よりも、コツコツと日々、誰かが検索した結果に、私の書評風記事が現れるという事実。
ありがたいと思う反面、もっと新しい軸で、良い本を見つけて、その感想や書評風のメッセージを届けていきたいと思っているだけに、1つの記事を書くのにプレッシャーを感じるようになってきました。
もっと、楽しみながら、自由に書けるのがブログのはずなのに。
今月はトップに躍り出た一冊が、私個人としても印象深いものでした。
あの一冊は内容よりも彼の言葉と表情が全てだった
1冊の本を読み切ったとして、残るのは全体への感想・感情であったり、1文だったり、自分の経験・知識とのシンクロだったりすることが大半です。
ただ、今回は、内容や私よりも、著者の言葉と表情が全てだったという異例の1冊がトップになれたことを嬉しくもあり、どこか物悲しい気持ちにもなっています。
それでは、トップ5のランキングを発表していきます。
◆第1位:三浦春馬の『日本製』は伝統文化を学ぶのではなく、彼の喜ぶ姿を追いかけて欲しい(2021/2/23)
↓今回、書評記事になった本
この本を注目したのは、彼が自殺を図った時点で、人気が再燃していたので、手に入れるのが困難という状況にありました。
図書館で予約して半年以上経過して、ようやく、手元に届いた分厚い一冊『 日本製 』。
47都道府県の日本らしいものに触れてくる三浦春馬さんのイキイキした姿が微笑ましいはずなのに、寂しく感じてしまう。
この記事をツイートしてみたら、プチブレイクして、いいね!とリプライやメッセージ、リツイートが続いていました。
この一冊を作るのに、忙しい彼が、楽しみながら回った旅の様子、そして、旅先で知り合った人たちとの会話の数々。
こんな本に出会えた喜びは、彼の命と引き換えだったと気付かされると、本当に残念でなりません。
◆第2位:15年以上前に、優秀な人材を流出させない方法が「副業OK」と判断した企業が日本IBMだったという話に驚く(2018/8/10)
↓今回、書評記事になった本
2位は、先月3位、昨年も上位の常連本の書評風記事がランクインしました。
時代が変わりつつあるものの、まだ「副業OK」という言葉が響いているとしたら、現実には「副業NG」の企業が多いという事実を物語っています。
本業だけで勝負したいという人を非難するつもりはありません。
ただ、人生はたった1度しかないのだから、やりたいことに夢中になり、自分の活躍フィールドが複数あっても、そこから収入を得てもいいのではないのか、ということしか言えません。
誰もが「課長 島耕作(新装版) 全8巻 完結コミックセット(講談社漫画文庫)」に憧れるサラリーマンだらけの世の中じゃないのですから。
◆第3位:がん患者を救いたい男の強い思いが「コロイド化ヨウ素水」を引き寄せた(2021/3/7
↓今回、書評記事になった本
『末期がん患者を救った男 がん治療”逆転”の軌跡』は、この書評風ブログ記事ランキングの常連ですが、先月は、ランク外に落ちていました。
令和元年の一般社団法人コロイド化ヨウ素研究学会が設立されています。
団体として活動を明確化しているという事実は伝えておくように、ブログ記事も追記リライトをしようと考えています。
この記事は、ブログ内リンクが増えている(毎月ランクインする結果)ことが影響していることで、SEOの貢献があるらしいと予測しています。(狙ってはいません)
◆第4位:「2分の1成人式」じゃない!10歳で「子離れ宣言」をしようと高濱正伸さんが語る一冊(2019/12/29
↓今回、書評記事になった本
はなまる学習会の高濱正伸さんは、いくつかの書籍、講演でも取り上げている内容が書かれた『子育ては、10歳が分かれ目。 (PHP文庫)』が、昨年4月以来のランクイン。
春先になり、子供の学年や成長を感じるのか、この10歳分かれ道論は、ジワジワと上がってきます。
子離れ・親離れができないで苦しむ現代日本人家族にとって、是非とも、読んでチャレンジして欲しい内容が書かれていました。
実際、野生の動物のような子離れ・親離れは簡単にできないのが人間なのですが。
◆第5位:「褒め活」として1日1褒めできたら最高に幸せになる(
↓今回、書評記事になった本
『褒め活 ― 褒め言葉はタダでできる最高のプレゼント』(堀向勇希 著)は、久々のランクインです。
相手を褒めるって、ちゃんと真意を捉えてやらないと逆効果ですから、難しいものです。
人は、自分には甘くて、他人には厳しい生き物ですから。
私も、意識して「ほめ活」をやろうとしていますが、他人にはできても、家族にはシビアになりがち。
ランクインを契機に、もっと、ほめ活を増やせるように努めます。
偶然の出会いの本の書評風記事ほど、読まれ続けている謎
著者が好きだったり、タイトルに惹かれたり、ヒット本だと期待して、読み切って、書評風ブログ記事を書いたものは、実は、それほど読まれていないという事実。
何故なのだろうかと、頭の片隅の疑問から消えていませんでした。
人基本は競合が激しいのだから、Google検索順位が上位にならないし、自分も読んでいるほんなら、わざわざ、私の感想文なんて読みたくない。
既に、立派な書評家や書評ブロガーが見事にまとめている情報があるのだから、比較されても勝ち目がない。
一方で、本屋や図書館、ネットの中で偶然見つけた、マニアックそうな本ほど、常時ランキング周辺をうろうろしている記事になっています。
つまり、ライバルのいない世界(ブルーオーシャン)で戦わないと、今の私にはパワーが足りないと認めざる得ない現実に向き合うことになります。
まだまだ、本をチョイスするセンスも、タイトルも、文章力も足りないのだから、磨けるチャンスはあるし、妥協したくない!と強く願って気合を入れると、1本のブログ記事を書くことにも悪戦苦闘して、本番アップできない下書きの山になる。
なんともパラドックスな世界です。
それでも、本を読み続けて、書評風ブログ記事を書き続けていきます。
自分の振り返りと、誰かの役に立てるかもしれない可能性のために。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。