テレワークはバラ色の働き方?!
政府が働き方に関して掲げた2つの目標をご存知でしょうか。
「2020年にはテレワーク導入企業を3倍(2012年比)にする」
「週1日以上終日在宅ワーカーを全労働書の10%にする」
テレワークとは、「情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」のことです。
自分の身の回りで、テレワークをしている人は、どれぐらいいますか?
おそらく、現時点では少数派の、イレギュラーな働き方をしている人と思われているでしょう。育児・介護などの事情があり、週5日フルタイムの仕事ができないために、自宅で対応できる仕事を持ち帰ってやっているという印象が否めません。
ここで忘れてはいけない大事な点があります。
働く人の通勤時間を減らせるというメリットです。都心で働く方ならば、平均で1時間程度はかかっており、往復で計算すると2時間弱のロスを生みます。テレワークを実施できれば、この時間を自由に使えるようになるという点は見過ごせません。
通勤ラッシュのストレスがないことも加えて考えれば、莫大なメリットを生むと言えそうです。
もちろん、問題点は残ります。セキュリティの問題、および、労務管理的な話は根強く残ります。誰も見ていない自宅環境で仕事をしっかりこなせるのか、という課題。子供の頃を振り返れば、自宅で自習や宿題をきっちりできる子と自由に遊んでしまう子の違いが、ここで反映されると感じるのかもしれません。
やはり、最大のメリットは自由な時間が増えることと、無駄が減るという点です。とりあえず、顔を突き合わせての定例ミーティングで何も答えが出ず、進捗もないならば、実施しないという方針もありでしょう。
人の働き方の革命としては、労働時間への対価よりも、アウトプットに伴う成果評価に変わる点が特徴になります。
ダブルワーク・副業論すら、このテレワークを導入することで、空き時間を別組織のプロジェクトに投下できるという点からしても、個人の生き方を広げていくことになるでしょう。
在宅=テレワークではありません。仮想オフィスで一緒に仕事をしているようなことも可能になるでしょうし、常時、コミュニケーションが取れるスカイプなどを使って、同時平行なスタイルで仕事をする人も増えていくでしょう。
とりあえず、朝出社して、夕方帰宅するという常識と思われたスタイルを大きくチェンジするのは、抵抗感を示す人も多い状況は、容易には変わらないでしょう。
テレワークの考え方ならば、どこの誰が仕事を一緒に行っていくこともできるわけで、海外の人材や、地方の方との接点が増えるという刺激もあり、個人の成長スピードは絶対に上がってくることが期待できるので、私は賛成します。
もちろん、自立した働き方を常に意識して、成長し続けて、AIに負けない(協力・分業する)ということを前提に生きていきたいと考えています。
未来の働き方をイメージして、自分がどんなスタイルで働くのか考えてみましょう。
何が必要で、何が不要になるのか。もし、不要になりそうなことに時間を多く割いているとしたら、一日も早く減らしたり、辞める方法を見つけましょう。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。