【映画】「沖縄を変えた男」のゴリの鬼監督ぶりが憑依していたかもしれない

タイトルのインパクトがある映画「沖縄を変えた男 」をAmazon Prime Videoで視聴してみました。

予告編を見た時点で、モデルが誰なのかは想像ができたものの、タイトルがオーバーすぎるのではないかと思ったのは、主役がお笑い芸人のゴリ(ガレッジセール)だったことで、後回しにしていた映画でした。

時間ができたタイミングで、一人静かに鑑賞してみました。

お知らせ

毎週火曜日発行のサードプレイス・メルマガ(まぐまぐ)月額800円(税抜)

【週刊】サードプレイス・メルマガ 登録は こちら >>

オフライン・オンラインで色々な人に会って、一緒に学べる場です。
定期参加も、スポット参加も歓迎します

毎月開催【サードプレイス・ラボ】の詳細は こちら>>

厳しい監督を演じきったゴリ(ガレッジセール)で昔の高校野球を思い出す

沖縄水産高校野球部を2年連続(1990、91年)で甲子園準優勝に導いた故・栽弘義監督をモデルにした映画「沖縄を変えた男 」。

created by Rinker
¥3,682 (2024/11/21 19:52:56時点 Amazon調べ-詳細)

映画レビューなどを見る限り、前のめりになることはなく、史実をベースに作り上げた昭和の高校野球の世界を思い出す作品でした。

とにかく、甲子園で優勝するために、高校球児に厳しい、栽監督。

ゴリさんが笑う要素を捨て去り、完全に厳しい存在の役割を演じ切っていました。

平成・令和の現代人から、違和感に溢れる

昭和のスポーツの指導者、特に、高校野球の監督と言えば、名将の裏側の顔に、厳しい鉄拳制裁の雰囲気が漂います。

映画の中でも、何度も選手たちを殴り、蹴るシーンが続出。

勝つためには必要なのだという異常なまでの厳しさ。

考えてみれば、昔のスポ根アニメもドラマも、尋常じゃないほどのハードなトレーニングと、絶対服従させるほどの圧力と暴力について、仕方ないと受け止められていた時代のもの。

平成を越えて、令和の時代に生きていると、この感覚がリアルと離れすぎて、嫌なファンタジーになって受け止めてしまうものでした。

指導の中に愛情という名のパワハラがあった先に勝利があった

今、地上波のドラマであったり、世相として、この「沖縄を変えた男 」はNGとして扱われてしまう可能性が高い作品です。

暴力を振るってまで、彼らに徹底的に練習をやらせて、勝たせるやり方は、スポーツ界に限らず認めてくれません。

学生・選手たちがついてこないし、親や周りが許してくれないでしょう。

絶対服従をさせて、言いなりにならなければ、殴る、蹴るというスタイル。

勝利のためには致し方ないと考えられていたものの、今は、選手たちの自主性も含めて、セルフトレーニング的な己の強さを自ら磨くことが求めらています。

勝つためには非情でなければならないという、空気は世の中が認めてくれない時代に変わりました。

あわせて読みたいブログ記事
誰も僕らがどんな犠牲にしてきたかわからないし。 ラグビー日本代表のスタンドオフ田村優選手は正直な男だと思います。 ワールドカップ初戦前に...
「自分をイチバン信じてあげる」体操・白井健三選手の言葉 体操日本代表の白井健三選手といえば、オリジナルのひねり技の数々で見るものを驚か...
第100回全国高校野球選手権大会の盛り上がりは絶対的エースの存在が命運を握る 2018年夏、第100回全国高校野球選手権大会。 年々...

2年連続甲子園準優勝監督という肩書きは素晴らしい!

紆余曲折があったとはいえ、当時の沖縄の高校球児たちを全国トップクラスにまで成長させて、勝利の体験を味合わせた、栽監督は偉大な人物だったのは間違いありません。

映画の中で描くためには、多少、オーバーであったり、逆に、控えたエピソードもあったのは事実です。

栽監督が、当時のエース投手を酷使して、野球選手生命(投手として)を奪ったと言われ、その後、各チームに投手を複数名用意するような流れを作ったいう副産物があります。

created by Rinker
¥361 (2024/11/21 19:52:58時点 Amazon調べ-詳細)

日本のスポーツで野球がNo.1の選手層を抱えていた時代に、全国大会の準優勝まで成し遂げたのは、著しく素晴らしい結果になりました。

映画の作品としても、鬼気迫る栽監督を演じきった、ゴリさんは非常に頑張られていました。

タイトルと中身が合致していた作品なのか、と問われると、沖縄の難しい時代と社会背景があるので、YESとは答えられません。

created by Rinker
¥3,682 (2024/11/21 19:52:56時点 Amazon調べ-詳細)

あわせて読みたいブログ記事
200万部の人気コミックが、映画化されると聞いたのは、遥か昔のことです。 ビックコミックスピリッツ(小学館)を読んでいた頃、「奈緒子」...
夏合宿というイベントは、自分の限界を越える体験が味わえるもの。 旅行やキャンプというレジャー感とは違う、缶詰状態で、自分を鍛え上げる経験な...
サードプレイスをつなぎ、拡げるコネクターを目指している安斎輝夫です。 コロナ禍と自粛の流れの中で、「インターハイ中止」の決定のニュースが流...

毎月開催【サードプレイス・ラボ】

サードプレイス・ラボでは定期的にイベントを開催しております。

★イベント情報★は >>こちら(随時更新)

ご都合が合えば、是非、ご参加いただけると嬉しいです。

関連ブログ記事

[各種SNS]サードプレイス・ラボ

サードプレイス・ラボは各種SNSで情報発信をしております。

是非、フォローやコメント、グループへの参加をお待ちしております。

[週刊]サードプレイス・メルマガ

仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ

「まぐまぐ」毎週火曜日発行 月額:800円(税別)※初月無料です!

仲間と一緒に執筆している週刊メルマガです。

メルマガの詳細は こちら をご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

【サードプレイス】ブログへのご意見・ご要望・ご相談、ご依頼などは下記まで

 お問い合わせはこちら

投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。