【開催レポート】多世代型コミュニティスペース「門仲enn」の秘密 〜準備・立ち上げからイベントの実績と未来〜(サードプレイス・ラボ 第56回)

今回、居心地の良い居場所、サードプレイスを感じる「門仲enn」の秘密を知るためのサードプレイス・ラボ 第56回 を開催しました。

リアルの現地開催をしながらの、zoomとFacebookライブ配信を同時に行うことで、多くの方に参加していただけた様子を主催者レポートとして、まとめました。

(2021年8月21日開催レポート)

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北原千寿子さんが懸命に作り出した「門仲enn」が伝えるもの

多世代交流型スペース「門仲enn」を作り、運営・営業をしている北原千寿子さん。

なぜ、「門仲enn」を作ったのか、その秘密に興味があり、今回、サードプレイス・ラボを企画してみました。

掘り下げて話を伺ううちに、どんな思い、苦労、展開などを聞いているうちに、参加者も私も心が温まり、ワクワクしていました。

なぜ、門仲ennを作ったのか!そのプロセスには仲間がいた!

今回、サードプレイス・ラボをやりたい、リアルなサードプレイスの場所として、門仲ennでやりたいとは考えていました。

昨年、オンラインのイベントで北原千寿子さんと出会い、門仲ennを作るために、準備をコツコツと進めているもの、コロナの影響を受けつつ、大変な思いをしていることを知りました。

詳しく知りたくて、門仲ennのFacebookグループでの投稿をウォッチし続けました。

北原千寿子(きたはらちづこ)さん 

2021年4月25日(日) オープンした、門仲ennのオーナー。構想から2年半をかけて、一緒に門仲ennをつくる仲間を集めて、居心地の良い空間を作り、毎日のように様々なイベントを展開中。

投稿に、北原さん個人の思い(浮き沈みも含めた感情)が垣間見れていました。

いいことばかりではなく、うまくいかなくて苦しい思いも発露しているのです。

正直で、ギリギリのところまで伝えようとしている姿は、信頼と共感を得ることができていました。

大事なのは、北原さん1人ではなく、一緒にやろうとする若い仲間たちと汗をかき、ご飯を食べて、議論や相談をしながらすすめてきたから、ここまでたどり着いたのです。

時間をかけて紆余曲折ありながら準備をしてきた、門仲ennの仲間たちのリーダー、オーナーである、北原さん自身の話を、サードプレイス・ラボでゲストとしてお呼びして、お話を語ってもらいたい、と私が強くリクエストをして、実現させていただきました。

門仲enn

門仲ennができるまでの話

開催前に、建物内を広く見学させていただきました。門仲ennの3階では、1階のスペースができるまでプレイベントを行ってきたという広い和室に案内していただきました。食事をしたり、さまざまな議論をしてきた場所に宿っていると感じる空間でした。

実は、7月に初めて、門仲ennに足を運んで、北原さんとじっくりと話を聞いたのが、当日のプレリハーサルみたいなものでした。

その時に、私がどうしても聞きたかったのは、門仲ennができるまでの物語です。

自分が作りたい場所に夢を描き、お金を投入し、仲間と一緒に汗をかきながら、時には、うまくいかないことがあっても、じっくりと時間をかけて、オープンに至るまでの展開。

最近、プロセスエコノミー(尾原和啓さんの著書『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる (幻冬舎単行本)』、けんすうさんが生み出した言葉、西野亮廣さんも頻繁に使っているフレーズ)が注目されています。

私は、門仲ennさんが完成するまでの、さまざまな活動、プレイベントで盛り上がった様子などを、SNSで発信してきた姿は、プロセスエコノミーそのものだったと感じていました。

人によっては、設計図を専門家に渡して、予算を投入すれば、レンタルスペースなんて簡単な工事で済むのに、と考える人も多いでしょう。

北原さんは、拘りつつ、試行錯誤をして、自らDIYなども続けて、時間をかけながら、門仲ennを作られました。

当然ながら、今回、オフィシャルには語れない裏事情で苦しまれたことも多かったのだと推察できます。

門仲ennの屋上にも足を運ばせていただきました。BBQをしたり、キャンプをするなどの屋外イベントも展開できるスペース。周りにはマンションやビルもあるもの開放感がありました。

門仲ennの今

2021年4月25日にオープン後、現時点での門仲ennの話を聞いてみました。

ピンコロランチ、ピンコロエクササイズ、カフェ、ライブ、などで予定が埋められています。

キッチンを使って、自分の料理やサービスを1日、もしくは数時間借りて、展開しています。

もちろん、カフェとして、ランチを食べに来る人、コーヒーを飲みにくる方も普通にいらっしゃいます。

この料理をするキッチンスペースが本格的な業務用のものばかり、しかも、オープンにお客様が見えるところで、ライトを浴びながらというシチュエーションを想像してください。

昔、「料理の鉄人」というテレビ番組がありましたが、負けないぐらいオープンに料理を作っている様子、盛り付けている姿、表情が見えるのです。

使ってみたいという方の希望を聞いてあげてから、集客ができるように頑張ってもらうというスタンス。

北原さんの優しさと厳しい面もありますが、実際に使ってみたら、楽しいのは間違いありません。

これからの門仲enn

過去、現在を聞いた上で、未来の話も伺いました。

実際は、毎日フルタイムで門仲ennで全てのことをこなしている、北原さん。

One Black というフレーズが、思わず飛び出しましたが、たった1人で責任を持ちながら踏ん張っています。

この門仲ennを自由に使って、自分のやりたいことを世代関係なく、やってもらいたいというk気持ちと行動力。

わからなければ教えてもらう、困ったら助けてもらう、という正直さが、北原さんの良さであり、周りに人が集まってくる存在です。

コロナ禍が続いていると、制限されるものは多いかもしれませんが、北原さんは前を向いて、キラキラとして、柔かにお話しする姿を見ているだけで、こちらも笑顔になりました。

※1時間6分のアーカイブ用に残した、YouTube(サードプレイスラボちゃんねる)の動画を見てください!

現地「門仲enn」とオンラインの同時開催は機器と運営が肝!

今回、オンライン開催がメインでありながら、現地「門仲enn」からのライブ配信という会場で展開する形式を取りました。

コロナ前の会場参加型とも、最近のサードプレイス・ラボのオンライン(zoom)型の中間タイプです。

あわせて読みたいブログ記事

◆ 【開催レポート】「ブランドって何だ? 〜パーソナルからコーポレートまで、ブランドに大切なたったひとつのこと〜」(サードプレイス・ラボ 第39回)

この時は、リアル会場メインで、一部の方だけオンラインというスタイルを初体験。

マイクのハウリングなどの問題、リアル重視でオンラインの方への配慮が足りないという反省が残りました。(機材と運営ノウハウが足りなすぎました)

◆ 【サードプレイス・フェス2020主催レポート】【オープニングイベント】さあ!サードプレイス・フェス始まるよ!(2020/11/27 19時〜)

2020年のサードプレイス・フェスのオープニングは、ブックハウスカフェ(神保町)からのリアル会場の様子をオンライン参加の方に届けるスタイル。

この時も、原田篤史さんの機材(カメラ・マイク、プロジェクターなど)を用意し、運営をサポートしてくれました。

実に、難しいイベント運営なのですが、今回、機器や配信面で強力なパートナーの原田篤史さんのご協力で救われました。

門仲ennの会場では、私と北原さんが対談する様子を、広角カメラ、Webカメラ、で追いかけつつ、2人の声を拾うマイクをセッティングしていただき、ノイズカットで配信・運営をサポートしてくれました。

同時に会場の壁には、zoom参加者の画面を投影して、双方向的な感覚を門仲ennの中でも味わいました。

現地参加の方は、もともと、門仲ennを利用されている方々なのであり、お客様もいらっしゃったので、迷惑をかけない形で配慮しながら展開しました。

細かいリハーサルをしなくても、涼しい顔で多くの機材を準備、協力してくれた原田さんには感謝しかありません。

オンラインイベントは、誰でもできますが、環境と機材も含めた運営力を高めないと、一定水準以上のものは作れません。(当然、機材を揃えるにはコストが嵩みますが)

参加された方のコメントや感想、グラレコ、ブログ

参加された方の声を聞くのは、当日の質疑応答や感想シェアでも伝わってきますが、アンケートのコメント・メッセージこそがわかってもらえると思います。

また、グラレコ(グラフィックレコーディング)をオンライン上で、石川愛さん、現地の門仲ennで長沼奈美さんに描いてもらえました。

堀口英太郎さんには、早々にブログ記事にしていただきました。

◆ アンケートに寄せられた北原さんへのメッセージ

●これまで全く違う仕事をされてきた方が、このようにコミュニティスペースを立ち上げていることに感銘をおぼえました。 コロナがあったことでゆっくり進めたという、前向きな受け止めもいいなと思いました。 おそらく、立ち上げ前から一緒に考えてくれる協力者が多数いらっしゃったものと思います。その方たちとどう進んできたのか、もう少し質問すれば良かったとちょっと後悔しています。 コロナが落ち着いたらお店に行ってみたいと思います。

●ほっこりやわらかな覚悟を感じます。勝どき在住で門仲の謎の倭医「大和整体院」に通ったりしてますので、お邪魔させていただきま〜す!

●ありがとうございました! 門仲は辰巳新道を始め、僕にとっては夜の街だったりするので、門仲ennさんは、初めて知りました・・・ 大変申し訳ございません! 近いうちにランチに伺いたいと思っています。 北原さんの暖かさがとても伝わってきて素敵でした。

●門前仲町で気軽に集まれる場所があってとてもいいですね。お話し聞いていてランチも美味しそうで気になりました。

●ご苦労をされて築かれた場所を大切にされている様子が分かって、とても素敵だなと思いました。参加できてよかったです。有難うございました!

●素敵な空間ですね。自然に人が集まる場なのかなと感じました。上京した際には安斎さんと立ち寄りたいなあと思います。

●いろいろ参考になりました

●今日は素敵な想いをお聞きすることができ、とても満たされた週末の午後を過ごすことができました。ぜひ一度お伺いさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

●素敵なコミュニティを作っていただきありがとうございます。是非お伺いさせてください。

●これからもよろしくお願いします!余り頑張り過ぎず、くれぐれもお体を大切に。

●今度、launchに伺いたいと思います★

●ご苦労を自分でしょってもやったから、今がありますね❗これからも、ファンを沢山作って行かれて下さいね🎵応援していきます🍀

●千寿子さん会いに行きます!無理せずガンバってください☺️

◆ 石川愛さん グラフィックレコーディング

鉄板のわかりやすさを見事にまとめる、石川愛さんのグラレコともポイントを掴むには最高ですね。

◆ 長沼 奈美さん グラフィックレコーディング

今回は、現地で会場の後ろに座り、2枚のグラレコを描いてくれた長沼奈美さんには感謝です。

しかも、この2枚を北原さんにプレゼントをしてくれる、スペシャルサービス付き。

◆ 堀口英太郎さんのブログ:eitaroh7407のブログ

門仲enn。また新しいサードプレイスを見つけました。

◆ 増田和芳さんのnote : 増田和芳@可能性を拡げる人材育成コンサルタント

居心地の良い場所がサードプレイス?

参加してくれると必ず、ブログ記事にまとめてくれる、堀口さんと増田さんに感謝しています。

イベント終了後、久々のご飯会に参加してきました

サードプレイス・ラボ終了後、「久々のご飯会」に参加しました。(割り勘で3,000円!)

【メニュー】
鷄手羽のビール煮
豚の角煮
変わりポテサラ(マヨネーズでは無い)
野菜手に入った野菜の煮物or炒め物
南瓜のクリーム詰 など

前日から、北原さんが用意をしてくれた料理を、門仲ennに足を運んでくださっている方々と一緒にご飯を食べる時間は、最高の贅沢でした。

お料理をワンプレートに盛り付けて、ご飯とお味噌汁、美味しいお茶もいただきました。

私は、初めましての方ばかりでしたが、居心地が良く、色々な話ができて、大満足でした。

やはり、門仲ennさんは、居心地の良い居場所、サードプレイスなのだと讃えます。

門仲enn 情報

店名 多世代型コミュニティスペース enn
門仲enn
住所 東京都江東区門前仲町2-4-4
最寄駅 東京メトロ東西線 門前仲町駅5番出口から徒歩3分
JR京葉線 越中島駅 徒歩13分
東京メトロ東西線 木場駅 徒歩15分
都営大江戸線 清澄白河駅 徒歩16分
営業時間 お問い合わせください
(イベントなどによって異なります)
定休日 年中無休(お問い合わせください)
URL ホームページはこちら

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。