家庭でも、職場でもない、居心地の良い第三の居場所=サードプレイス
この数年で、サードプレイスという言葉を知り、さまざまな展開がされています。
コワーキングスペースを作って交流もできる場所を作ったり、自分と志や趣味を共にする仲間とのコミュニティ活動に展開されたり、副業やパラレルキャリアとして、自分のキャリアを磨く道として進めたり、解釈が自由な言葉だけに、自由で構いません。
一方で、この状況を見ると、将来的にサードプレイスという存在はどうなってしまうのかという疑問も湧きます。
今回、サードプレイス的な場所、門仲ennさんをお借りして、食事と交流、森本千賀子さんの講演があり、参加者同士のワークも含めた機会として、サードプレイスの日(自称)に開催するリアルメインのイベントとなりました。
(2023年12月3日(日)12時00分〜)
サードプレイス・ラボの年末イベントがリアル開催スタイルで復活!
コロナ禍で、自主開催のサードプレイス・ラボがリアルな会場開催スタイルから、オンラインにシフトして数年が経ち、参加していただける方の幅も地域も含めて広がってきました。
また、リアル開催ならではの楽しさはある反面、準備の大変さを考えると、運営するサイドの負担面としては、オンラインが楽なのは言うまでもありません。
一方で、新型コロナウィルスが5類になって以降、各種イベントもリアルで復活し、会食系のイベントも戻ってきたことを踏まえると、年末のサードプレイス・ラボのイベントもリアルで復活させたいという気持ちになっていました。
開催を終えての感想としては、無事に楽しい時間を過ごせたことを心から喜んでいます。
和気あいあいの軽食ランチからスタート
日曜日のお昼開催と決めた時点で、ランチを用意しなければ、リアル開催の楽しみが感じられないと決めていました。
だからこそ、予算と人数を考慮しながら、門仲ennの北原千寿子さんに軽食ランチを用意していただく段取りを進めていました。
豪華なパーティとは異なり、手作り感満載のイベントだけに、北原さんの用意してくれる美味しいおかずと塩おにぎりは、マッチしていました。
当日、ショート動画メッセージを3名に依頼
リアル会場開催の場合、どうしても参加ができない方が出てしまいます。
今回は、ショート動画メッセージを3名に依頼させていただき、ランチを楽しみながら、会場で流させていただきました。
サードプレイス・ラボでの登壇も参加も、メルマガ執筆仲間でもある、堀口英太郎さん
スイス在住のヘス明美さん!クオリティの高い、応援メッセージをいただきました!
ビジネス書作家として「定年ひとり起業」シリーズが大ヒットしている、大杉潤さんからお祝いメッセージをいただきました。
このショート動画メッセージのスタイルは、以前のサードプレイス・ナイト(2018年12月3日開催)やサードプレイス・ナイト2(2019年12月3日開催)では実現できなかったので、時代の進化を感じます。
もう少し、運営レベルを上げて、環境面を整備できれば、オンラインパートでのコミュニケーションとして、展開できるのかもしれません。(まだ、そのレベルには至っていないので致し方ありません)
懇親会(会食)はイベント後となりがち!順番を変える!
今回、懇親会(会食)を前半に持ってきたのは、時間帯の都合と、参加者同士がいろいろな話をした上で、後半のワークショップに入ってもらう方がスムーズに運ぶという前提で考えていました。
お腹も満たされつつ、楽しい会話もした上で、イベント本編に入っていくのは、今までにない順番でしたが、結果としては、皆さんが最後まで飽きずに、楽しめたのだと感じます。
また、リアル会場開催である、現地へのアクセスがわからなくなる問題も、事前にサードプレイス・ラボのサイトに道順を細かくアップして、参加者に伝えていたこともあり、初めて、門仲ennさんに来る方々も迷わずに来られて、本当に良かったです。
田中八重さんの現地での事前撮影協力と、関美奈子さんのページ構成力のおかげで見事に仕上がりました。
森本千賀子さんとの対談セッション「縁を大事にし 恩を忘れなければ 運がついてくる」
サードプレイスの日のイベントには、転職の女神とも称される、森本千賀子さんをお呼びするのは毎年の恒例となって6回目となります。
お忙しい著名人を毎年参加してもらうために、イベントの品質を落とさないことは常に意識をしています。
今回は、森本千賀子さんの生き方、考え方として大事にしていることを軸にしながらも、どうしても聞きたかった1点の質問に答えてもらえるかどうか、が肝でした。
ここまで転職マーケットに限らず、様々な場面で活躍されてきた彼女は、自分の5年後をどのように考えているのかを知りたかったのです。
オールラウンダーな転職エージェントのプロフェッショナルな人物に対して、実はハードルが高いことを聞こうとしていると言うのはわかっていました。
私自身、仕事やいろいろな場面で、相手の3年後、5年後の姿を聴きながら、そのために、どんなプロセスを歩もうかという話をするのは得意なのですが、自らが聞かれてしまうと、少し躊躇してしまいます。
決して、自らを隠したいのではなく、日頃、聞いているだけに、よりわかりやすく、伝えたいという欲求が出てくるのです。
森本千賀子さんの今までの経験・実績については十分理解しており、お人柄としても魅力的なことは言うまでもないものの、この先はどう変化していくのか、どこを目指しているのかを、個人として(経営者目線、ビジネス、プライベート含まれますが)大変興味があったのです。
当日の森本さんとのセッション動画は「サードプレイス・ラボちゃんねる」にアップしています。
この答えは、ワークショップに参加してもらった、森本さんが描いてくれたメッセージで伝わり、納得できるものでした。
ワークショップの前に、テーマの背景と主宰者:あんてるの考える、5年後を語る
開催の数日前に、当日のタイムスケジュールや流れを確認しながら、大事なことに気がつきました。
今回のテーマについて、ちゃんと主催者として語る場面がないじゃないか!
開催数日前に、急ピッチでスライドを作り、リハーサルを何度か実施して、本番へ挑みました。(久々にスライドをちゃんと作って、構成を意識したことは、内緒でお願いします)
私のテーマへの問題意識をしっかりと語らなければ、ワークショップに夢中になってもらえないと考えました。
主には二部構成のスライドで、サードプレイスの現状と問題・課題について、自らのもやもやしていた点を言語化しました。
7年間続けてきた、サードプレイス・ラボと、居心地の良い居場所論に対して、私が何を考えてきたのかを、できるだけ包み隠さず話をしました。
後半は、ワークショップにつなげるために、5年後の2028年のサードプレイスの未来のシナリオを5つ挙げさせてもらいました。
その上で、5年後、私自身がどうなっていたい、いるのかという話でまとめて、ワークショップにつなげる展開でした。
※後日、このパートのみ、こっそりとYouTubeチャンネルにアップしました(インフルエンザだったため、声が掠れております)
参加者ワークショップ「私の5年後とサードプレイス」
今回、少しだけ未来の話を皆さんに考えてもらい、お互いに発表してもらうような企画にしたいと考えて、後半のワークショップを考えていました。
小難しい、フレームワークなどではなく、自由に考えてもらうために、クリップボードと白いA4用紙、そして、水性ペン以外は用意しただけです。
ワークショップ前に私が話したことで、だいぶ5年後について、柔軟に、妄想も含めて皆さんが考えてくれることができました。
日頃から、自分の日常と未来に向けて、考えながら行動をして、周りの方を応援するような面々だけに、盛り上がるのは間違いないと予測していました。
個人のワーク後に、各テーブル単位でシェアを行います。
シェアをすることで、自分の書いた内容を人に伝えて、共感や質問を受けることで、自分の5年後の姿が磨かれていきます。
次に、テーブルの代表者が全体に発表すると言う流れは、ビジネス系でも行いますが、堅苦しくなく、楽しめるのは、予測できない未来を楽しく語っている表情が素敵なのです。
山田ともみさんも絶好調に発表してくれました。
高島健さんも人前で話すのが得意な方ですが、イキイキした雰囲気で、ノリノリの発表をしてくれました。
明るい未来を思い描きながら、楽しく過ごせる時間の貴重さ
事前に協力してくれた運営の皆さん、今まで協力・応援してくれた皆さん、参加してくれた方々が笑顔で楽しく過ごせたことが何よりです。
予想以上に各テーブルで個人同士が雑談をしている姿が目につき、オンラインで出会い、初めてリアルに対面したことで、お互いの距離感が縮まった方が多かったようです。
今までも、サードプレイス・ラボを通して、お互いが出会い、新しい関係性を作り上げる人もいれば、卒業していった人もいます。
5年後という具体的でありながら、予測不能な時代の未来の自分を語り、楽しく過ごすことで、これからの活力につながる機会になれたと信じています。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。