【開催レポート】老後でも月5万円をずっと稼ぎ続ける「理想の働き方」(サードプレイス・ラボ 第64回)

ビジネス書作家・大杉潤さんは、2022年3月末に『定年ひとり起業 マネー編』を出版されました。
「定年ひとり起業」を実現して、老後の不安からも抜け出している姿は、現役で働くビジネスパーソンにとっては、参考になるモデルです。
今回の著書の中で「月5万円をずっと稼ぎ続ける」という切り口の働き方について、大杉さんの著書のエッセンスを教えてもらい、ぜひ、自分でも実践してみませんか?

(2022年4月19日開催)

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ビジネス書作家として活躍される大杉潤さんの「定年ひとり起業」

大杉潤さんといえば、元銀行マンの書評ブロガーとして活躍をして、今は、フリーのコンサルタント、研修講師としても人気があります。

ビジネス書作家としての大杉さんは、今までの経験・知識、読書の中で掴んだ情報をもとに、自らが実践している内容も踏まえてわかりやすくまとめてくれる方として評判です。

最近は、「定年ひとり起業」をシリーズ化して、出版されたことで、より多くの中高年層にとって希望の光として取り上げられることも増えています。

参考サイト

久々に、大杉潤さんをサードプレイス・ラボに登壇ゲストへ

大杉潤さんとの付き合いは、だいぶ長くなりましたが、大杉さんが主催する、出版記念イベントに参加したり、読書会をご一緒したのがご縁の始まりです。

その後、サードプレイレス・ナイト2サードプレイス・フェスのオープニングイベントで司会を担当していただきました。

今回は、新刊の出版記念のイベントとして、ご協力したいと考えていたので、久々に登壇ゲストとしてお願いさせていただきました。

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お忙しいにもかかわらず、快諾いただきました。

<プロフィール>

■ 大杉潤さん
1958年東京生まれ
早稲田大学政治経済学部卒
日本興業銀行(現みずほ銀行)に22年間勤務した後、新銀行東京の創業メンバーに
人材関連会社、メーカーの人事責任者を経て、2015年よりフリーのコンサルタント、研修講師として活動
合同会社ノマド&ブランディング チーフコンサルタント
株式会社HRインスティテュート アライアンスパートナー
リ・カレント株式会社 プロフェッショナルパートナー
株式会社カインドウェア顧問

社会人1年目より年間300冊の多読を継続して、累計1万冊のビジネス書を読破。2013年9月より毎日1冊ビジネス書の書評をブログに公開(合計2,700冊超の書評を掲載)。大好きなハワイ情報を11年以上毎日ツイートするツイッターはフォロワー25万人。
著書に
定年ひとり起業』(自由国民社)
created by Rinker
KADOKAWA
¥1,012 (2024/12/03 20:42:37時点 Amazon調べ-詳細)

銀行員転職マニュアル』(きずな出版)

老後でも月5万円をずっと稼ぎ続ける「理想の働き方」

定年後、年金も頼りにならず、退職金も含めて、資産が乏しいと大変なことになるというのは、誰もが共通認識になりました。

この苦境に対して、大杉潤さんは、自らの取り組んでいる実践のアプローチも踏まえて、月5万円をずっと稼ぎ続けるという「理想の働き方」を提唱しています。

しかも、雇われる生き方ではなく、自由に自分の得意分野を活かして活躍していくスタイル。

定年ひとり起業』(2021年)の出版はインパクトが大きく、この考え方に共感をしたり、実践してみる方が着実に増えています。

前作を読んだ読者から、マネープランを知りたいという声が大きかったそうです。

どういうプランニングで月5万円を稼ぐ意図があるのかは、このシリーズの本のポイントですが、『定年ひとり起業 マネー編』は、人生後半のマネープランに従ってまとめれています。

2022年4月、年金75歳受給繰り下げ開始のタイミングを踏まえて、ベストなタイミングで、出版された一冊の解説も交えたお話を伺いました。

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WPPを老後のマネープランにしよう!

60歳から「老後資金」が作れるというのが大杉さんの持論です。

60歳以降も稼いでいくことによって、このアプローチが可能になります。

個人として「定年後のライフスタイル」をどう考えるのか、という点に着目しています。

大事なのは、年金制度を視野に入れながら、WPPを老後のマネープランにしようと断言されていらしゃいます。

W・・・Work Longer(長く働く)→ 先発

P・・・Private Pention(私的年金)→ 中継ぎ

P・・・Public Pention(公的年金)→ 抑え

人生100年時代を迎えて、定年まで稼いで、年金暮らしという、20世紀までのライフステージの考え方では厳しくなったことが大前提です。

大杉さんの提唱している、Public Pention(公的年金)の受給時期を繰り下げて、支給額を増やすという作戦もポイントですが、一番大事なのは、Private Pention(私的年金)という考え方だと感じました。

もちろん、Work Longer(長く働く)で、しっかりと稼ぎ続けられるかどうかを見据えなければいけません。

人生100年時代の「人生プラン」「戦略」のトレンド

まずは、年金を繰り下げる戦略を進めるためには、できるだけ長く働くということが大前提になります。

雇われる立場としての定年という問題を超えるためには、自らの得意分野で稼ぐということは不可欠ですし、そのための準備が中高年に必須というのも納得です。

そして、終の住処という問題を無視できません。

自分がどこに住むのか、どういう環境を望むのかによって、考えておこうというものです。

地方・郊外が向いている方もいれば、都心に住み続ける(住居スペースを小さくする、などは必要)などの選択肢を考慮しないといけないでしょう。

今までの住居のままだと楽だと感じるかもしれませんが、最適な住みやすさ、暮らしやすさについても、念頭において準備が必要です。

どちらかというと、資産運用ありきでの、老後資金問題は取り出されますが、大杉さんは、働くこと、住まいのことも大事にしながら、「長期」「分散」「積立」の基本軸をずらさない提案を訴えています。

どこまで自分が、同じモデルとして取り組めるのかは、個人差があるのは仕方ありません。

ただ、提示していただいているポイントは、誰にとっても、自分の強みや弱み、状況を冷静に踏まえて、取捨選択していく上での道しるべを見せてくれていることに感謝の念しか湧きません。

指を3本立てるのがサードプレイス・ラボのポーズです

サードプレイス・ラボのエンディングは、参加者の皆さんに指を3本立ててもらう、サードプレイス・ラボのポーズをお願いしております。

登壇ゲストの表情、ゲストの皆さんの表情とアンケート結果を気にしています。

勉強になりました。もっと早く聴きたかったです(主人が早期定年退職してしまいました💦)。
今後も学ばせて頂きたいと思います。
ありがとうございました。年金に対する考え方が変わったので、思考が柔軟になりました。
ジュンク堂のイベントに参加できたらと思っております。お目にかかれましたら幸いです。
今日は有難うございました。益々のご活躍をお祈りしています。
スライドの作り込みが素晴らしかったです。たくさんの方に本が広まりますように。応援しております。
途中からの参加でしたが楽しめました
深い話を聞けてためになりました。ありがとうございました!

アンケートの満足度の高さも、研修講師などの豊富な経験が感じられます。

出版された本のエッセンスが伝わる、とても満足度の高いイベントになりました。

学び、実践して、まとめて、伝えることを繰り返すことの偉大さ

私が、今回の内容「定年ひとり起業 マネー編」については、共感できる部分が大変多く、今後の人生・働き方について、ヒントが多く与えてもらえています。

大杉さんの凄さは、本を読み、学び、実践して、それをまとめて、わかりやすく人に伝える(アウトプット)というアクションの繰り返しを続けてきたことに、最大のリスペクトを感じています。

誰もが、さまざまなインプットをしますし、程度やレベルはともかく、アウトプットはしているはずです。

ただ、自分自身で整理して、それを第三者に伝えることに工夫を行い、止まることなく、続けられるというのは、ものすごい能力です。

▲当日のアーカイブ動画です。お時間がある時に見ていただきたいです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。