地方のコミュニティって、古い地縁の繋がりのイメージが強いものです。
新しいコミュニティって生まれにくい環境があるのではないだろうか?
外部からの流入者(新参者)を快く受け入れてくれるのかは疑問が残ります。
札幌という地方都市の中で、コミュニティを作ろうとしている、山田圭介さんの話に耳を傾ける機会を設けました。
(2022年5月25日開催)
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人と出会うコミュニティが好きだった
山田圭介さんの雰囲気にシンパシーを感じたのは、人と出会うコミュニティを作ることが好きなタイプの人だったからです。
人と人が出会う場所を作る人は、喜びと苦しみがあり、負担も踏まえると大変な要素が多いのに、その空間・場を作ることを楽しめる人は奇特な存在。
山田さんの語る「地方マキコミー」は、札幌への愛もたっぷり含まれたサードプレイス・ラボになりました。
プロセスマキコミーを応用し、「地方マキコミー」へ
山田圭介さんから、メッセージをもらったのは、「プロセスマキコミー」という言葉を使い始めた私への賛同が印象に強く残っています。
「プロセスマキコミーって言葉は使ってもいいですか?」
私自身、尾原和啓さんの『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる 』から勝手にオマージュ的に活用して作り出した言葉が「プロセスマキコミー」です。
権利関係などは気にする必要もないし、独占的な言葉として使う意図もなかったので、「どうぞ、自由に使ってください」とお答えしました。
おそらく、この時点で、いつか、山田圭介さんに、サードプレイス・ラボに登壇してもらおうと心のどこかで決めていたのだと思います。
<プロフィール>
■山田圭介さん
北海学園大学経済学部卒
北海道石狩市出身
現在北海道札幌市在住
コールセンター仕事をしながら
週末時間が空いた中で
イベント企画。
【インターネット】と大学論文から
人を楽しませたい、喜ばせたい想いで
・BBQで毎年100人以上が
集まる主催者として実績
これを手段として札幌の街を活性化したい想いが募る
人と繋がりを喜ぶことに興味あり
今回、札幌という街でカフェ会を展開して、その実践者として広げてきた山田さんの、地域の人たちを巻き込んでいく、「地方マキコミー」というフレーズから、私は期待感が高まっていました。
地方・地域とサードプレイスの相性・考え方について
リアル開催(オフラインの会場で実施)のサードプレイス・ラボは、静岡県の富士市での出張型(【開催レポート】サードプレイス・ラボ in Fuji ~仕事・市民活動・コミュニティについて考える!~(サードプレイス・ラボ 第34回))以外は、すべて、東京都内で開催してきました。
物類的に移動を行う負担を避けるため(交通費及び、運営リスク)、どうしても、近郊以外での開催はNGという状況が課題でした。
コロナ禍でオンライン開催になったことにより、サードプレイス・フェス(2020年)、サードプレイス・ブリッジ(2021年)なども含めて、開催地域が不問になったことは大きな影響を与えました。
全国各地(世界の国も一部含む)とオンラインで繋ぎながら、イベントができるメリットを生かせるようになったことで、サードプレイスと地域・地方の関係性を考えるようになりました。
今回、山田圭介さんにお願いするポイントも、地方のサードプレイスの姿を知るための機会としてお願いしたことにつながっています。
「札幌」のイメージとは何?
札幌市は北海道の道庁所在地で、ビールやスキー場に加え、巨大な雪や氷の彫刻が呼び物の毎年恒例のさっぽろ雪まつりで有名です。ビール醸造の歴史をたどるサッポロビール博物館にはビアガーデンがあり、テイスティングもできます。1972 年冬季オリンピックのスキー場やジャンプ台が市のあちこちに点在しており、近くには有名なスキー場のニセコもあります。
札幌について、予備知識がない方向けに、イントロから話を始めた山田さん。
政令指定都市の札幌市は東京23区よりも広いエリアという大前提を教えてくれます。
確かに、「さっぽろ雪まつり」「時計台」「ススキノ」「ジャンプ台」などを知っているものの、北海道最大の街というのはわかるものの、具体的なイメージは少ないのです。
後半では、変わりつつある、札幌という街について、生の情報を伝えてくれました。
地元にいない、接点がない方のイメージとは変わろうとしている札幌について感じることができる内容でした。(よろしければ、ブログ下にある、アーカイブ動画を見てください)
札幌にカフェコミュニティ文化を根付かせる!
山田さんは、インターネットと大学論文をきっかけとして、人生が変わってきたと話されます。
学生時代に、インターネットと出会い、結果として、社会人と付き合うことになり、YOSAKOIソーラン祭りの企画の役員に携わります。
札幌しゃべりば交流会(現在休止中)を立ち上げて、MIXIでイベントやコミュニティづくりをスタート。
当時、コミュニティが乱立する中で、差別化を考えた山田さんは、BBQ(バーベキュー)に着目します。
女性が喜ぶものを考案しながら工夫を続けます。(残った食材のお土産タイムを用意)
人を喜ばせるために頑張ってきたのに、やっかみを受けて、休止となったそうです。
次に、雑談してお茶を飲むだけのゆるい、お茶会、朝活に注目した山田さん。
フランチャイズの喫茶店やカフェが少なかった札幌に「朝カフェの会」が2016年に上陸したそうです。
お茶一杯で、人のつながりが増える!朝に!
現在、札幌のカフェコミュニティ文化をもっと盛り上げていこうとする山田さんの活動は、「地方マキコミー」という人と人のつながりを生み出すムーブメントです。
少人数だったのでインタラクティブで楽しくできた!
今回、少人数の参加者ですが、皆さん、札幌に接点があったり、興味がある方ばかりでした。
それだけに、山田さんの投げかけに、随時、質問、コミュニケーションがしやすい環境が成立しました。
オンラインイベントに増えてきた、耳専の聞くだけという人ではなく、参加者が前のめりに楽しめる雰囲気を山田さんが作ってくれました。
こういう展開力だと、アンケートを求める必要がありません。(いつもと設計を変えました)
スマホでオンラインイベントを開催する難しさも感じながらも大成功
今回、山田圭介さんのデバイス環境の都合で、パソコンやタブレットではなく、スマホでのオンラインイベント登壇というスタイルになりました。
参加者としてのデバイスならばスマホも問題ないものの、登壇者としては厳しいのではないだろうか、という不安がなかったわけではありません。
反省すべきは、資料などを事前にもらっていれば、スライド反映は主催側が行うスタイルが良かったのでは、という点です。
事前に、細かい内容をすり合わせきれていない状態で行うと、イベントの登壇者のリズムと息を合わせるのは至難の業です。
▲当日のアーカイブ動画です。お時間がある時に見ていただきたいです。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。