長時間労働を是正する、働き方改革に向かって各企業は取り組んでいますが、実態はどうなのでしょうか。
1日何時間働くのがベストなのか。そもそも、労働と時間ってどんな関係があるのか、掘り下げて考えてみましょう。
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1日20時間労働?!それって過酷、極楽?
1日20時間ほど仕事をしているけど、好きだから楽しいと豪語する男がいる一方で、1日8時間労働に加えて残業も強いられるのはつらいと口にするサラリーマンもいます。
酔っ払っていなければ、一日20時間ほど仕事している。
では、この長時間労働が苦痛かというと、まったくそんなことはなくて、全て「好き」でやっているので、ひたすら楽しい。
【キンコン西野の『働き方改革』 より 一部引用】
この感覚は、仕事と趣味が同一線上にあるようなキングコング西野亮廣さんだから言える話なのかもしれません。
もしくは、フリーランスや個人事業主などで雇われている立場ではなく仕事の成果を出さないと収入が得られない方たちも違う意味で、労働時間という感覚はないと思われます。
時間よりもアウトプットした価値に重きを置いているので当然です。
さらに、経営者の方は、事業を維持・拡大させようとするスタイルなので、労働時間を意識せずにがむしゃらに働いている方も見受けられます。(仕事が好きなのか、使命感なのかは、個人差はあるようですが)
好きなこと、楽しいことを仕事にしている、もしくは、そのような感覚ならば、労働時間は気になっていないでしょう。
労働時間だけでみれば過酷だけれども、ワクワクと楽しんでいるのであれば極楽と捉えている方もいらっしゃります。
※疲労感などを得て、心身を壊してしまう生き方はオススメしませんので、無理のない範囲で頑張ってください。
労働時間数は減っているのに、幸福感は高まったわけじゃない!
独立行政法人 労働政策研究・研修機構のまとめた労働時間数の推移データを見てみます。
常用労働者1人平均年間総実労働時間数 1951年~2017年 年平均
資料出所 厚生労働省「毎月勤労統計調査」
注1 年間総実労働時間は、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したもの。
注2 規模30人以上事業所の1969年以前はサービス業を除く調査産業計。
長時間労働=悪 だ!いう世の中の流れは否定しません。
ただ、このデータを見る限り、70年間弱で、年間600時間、月で50時間程度は減っていることになります。
もちろん、社会背景は無視できません。
働いて賃金を得ることで、生活水準を向上させたい、敗戦後の日本を復興させたいという強い思いがあり、とにかく、よく働いた時代です。
「24時間戦えますか?」のリゲインCMの頃よりも、働いていたわけです。
余暇とか趣味に時間を費やす余裕もなければ、楽しめるコンテンツ材料がなかったのだから、とにかく、目の前の仕事にがむしゃらだった時代。
今は、目の前に楽しめるコンテンツ材料があふれかえっているのだから、仕事以外に時間を振り分けたい、もしくは、仕事そのものを楽しめるようにシフトしなければいけない、と大きな変化を迎えてきたわけです。
一方で、労働としての拘束時間が長いことによる不満やストレスは、仕事への楽しさを感じられる場面が多ければ感覚は変わるはずなのです。
要するに、嫌々やってる仕事は義務感がありすぎて耐えられない気持ちになるわけです。
結局、労働時間の長さの問題ではなく、充実感・喜びや楽しさを得られているかどうかによって、この労働時間問題、生産性問題は変わってきます。
仕事だけが生きがいというのを推奨したいわけではありません
割り切って働き、仕事以外の時間に自分の本当にやりたいことを振り分けるように生きる道を選択しても構わないのです。
好きなことなら際限なく頑張れるわけですから、そういう仕事を見つける、作るっていう方向で動ければいいのです。
人に任されたり、マニュアル化されたルーティーンをこなすだけではなくて、自主的に動ける要素をどこまで持てるかに、この生きがいがかかっているのです。
仕事で満足100%が難しいから諦めるなんてことは考える必要はありません。
だったら、好きなこと、楽しいことに向かいましょう!
それが、私が提唱しているサードプレイスなのです。
好きなことを仕事にできればいいし、好きでやっていたことで稼げるようになって仕事のようになるのもあり。
我慢をして、つらいと思って生きるなんて、たった1度の人生なのに、もったいないじゃないですか!
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。