【映画】「うさぎドロップ」(2011年公開)で芦田愛菜の自然体ながら天才オーラを感じる

子役が主役を演じる作品は、彼らの表情や仕草が全てだと思いませんか?

映画「うさぎドロップ」は、芦田愛菜が演じる「鹿賀りん」の佇まいに天才オーラを感じさせる作品でした。

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漫画原作だとストーリーやキャラクター設定がユニーク

世の中の映像化作品は、原作の評価によって作られるものですが、日本の場合、漫画の原作によるものが多いのが特徴です。

結果として、ストーリーやキャラクター設定がユニークになります。

今回も、まさか、叔母さんが幼女となるなんて家族構成の妙から始まるストーリーは、現実にありそうで、なかなか考えにくいのが惹きつけられるポイントです。

未婚・恋人なしの独身男子が、親戚の幼女を育てるなんて大変すぎる

誰も面倒を見ない幼女、鹿賀りん(芦田愛菜)を引き取るんことになった、衣料品メーカーに勤める、未婚・恋人なしの河地大吉を演じる松山ケンイチ。

当然ながら、子育て経験ゼロなので、子どもを預ける保育園探しから大奮闘。

それ以外にも、まあ、知らないことだらけで、大変な様子からスタート。

考えてみれば、独身男子が、子育てをするなんて考えたこともないでしょうから、このドタバタ感は納得できる展開です。

成り行きで引き取ると決めたものの、諦めずに、自分が育てる決意をして、残業のない部署にまで異動する姿。

本当に、大吉みたいな人は世の中にはいないと思います。

苗字も違うし、子ども手当ももらえないし、誰もフォローしてくれない

考えてみれば、苗字も違って、おそらく、子ども手当ももらえないし、実際のところ、親戚一同で誰もフォローしてくれないなんて、真っ暗闇な展開。

子どもの面倒を見るというのは、たとえ、保育関係者であっても、24時間フルタイムで責任を持ち続けるとなると無理が出てきます。

色々な問題を抱えながら、複雑な関係の子どもを一人で育てるというのは厳しいもの。

昔のように、大家族があって、一人子どもが増えるというシチュエーションとは意味が違うので。

ただ、母子家庭で頑張るママたちを想定すると、この大吉とりんのように助け合いながらも生き抜くしかないことを想定すると、もっと手厚いサポートが社会に必要だと感じます。

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親戚の子どもを1日預かるだけで大変!

私も、独身時代に、たった1日だけ、親戚の子どもを預かったことがありますが、勝手とペースが掴めずに、ぐったりしたことを思い出します。

日頃から、多少関係があるとは言っても、かかりっきりで1日の付き合いというのはヘビーでした。

お昼寝をさせようとして、自分が先に寝落ちしましたから。

それだけに、大吉がりんを育てるというのは、ものすごいことだと感心させられます。

実際のところ、親子でない関係性でここまでやり切れる人物、特に、男性はいないはずです。

天才子役・芦田愛菜ちゃんの演技力が自然体すぎる

2012年に、史上最年少で「第54回 ブルーリボン賞 新人賞」を受賞したのも、この「うさぎドロップ」と「阪急電車 片道15分の奇跡」の演技が評価されてのこと。

3歳で芸能界入りしただけに十分すぎる才能があったとはいえ、癖の強い子役演技ではなく、自然体に見える姿に驚かされます。

どこまでも、鹿賀りんのはずなのに、芦田愛菜っぽい部分を感じる魅力。

感受性と理解力、表現力もずば抜けているのは当然としても、彼女がいなければ、「うさぎドロップ」も映画化できなかったのではないでしょうか。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。