映画「ほつれる」を知ったのは、Amazonプライムビデオで、たまたま見かけたという程度です。門脇麦さんと黒木華さん、染谷将太さんなどの顔ぶれに期待をして、ノーマーク作品ながら見てみました。
結論としては、映画館で見る必要はない、の一言です。
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関係性の壊れた夫婦の話を映画で見たいのか?!
ストーリーとして、この内容を映画でやる意味があるのか、という点が最後まで印象に残りました。
私は、アマプラなので、小分けにしてやっと見終えることができました。
夫婦関係がギクシャクしている家庭なんて、世の中にたくさんあると思いますし、結果として離婚や別居などの選択をしている例なんて、特別なものではありません。
もちろん、主人公の大切な人の最期を衝撃的に見てしまったダメージはわかりますが、お互いのバックボーンを知って、自由な関係性を築いていたとしたら、他人がどうこう言える話ではないし。
この内容なら、舞台ならば成立しても(監督が、演劇界の若き才能と言われているそうですが)、スクリーンの中で、演じられて、チケット代を払ってまで見たいのか、と問われると、YESと答えられる人は少ないのではないでしょうか。
アマゾンプライムビデオの映画紹介
ある出来事をきっかけに、夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていくひとりの女性の姿を捉える。綿子と夫・文則の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で知り合った木村とも頻繁に会うようになっていたが、あるとき綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こってしまう。平穏に見えた日常の歯車が、徐々に狂い始める――過去を振り返るうち、綿子は夫や周囲の人々、そして自分自身と向き合っていくことになる
不倫も離婚もニュースになるけど、日常によくある話らしい
芸能人が不倫をしたり、離婚をするとニュースになりますが、正直言って、頻度が高いということは、日常によくある話なので、イメージの問題は別として、どうでもいい話です。
私自身、一夫多妻制や自由恋愛推奨派でもないし、厳密な倫理観を訴える人間ではありませんが、個人の判断で行なっている行為で、私自身には何らダメージもないので、どうぞご自由に、という世界です。
この作品でも、後半に来ると、お互いが複雑な関係の上で、結婚をしているからこそ、ギクシャクした会話が続いてきたことが理解できます。
まあ、夫婦間の話、男女の話は、他人がどうこう語るべきものではなく、当事者間の中で完結すればいいものなので、どうとも思いませんが、誰かを傷つけてでも、何かの欲求に駆られる人というのは実際は、どこにでもいます。
あくまでも、良い、悪いという二元論の価値観ではなく、実際のところ、存在しているという事実です。
不仲な夫婦を見ても、他人は立ち入る話じゃないから
一生ラブラブで、おしどり夫婦みたいな関係性を築ける人たちもいますが、人間の他人への感情は、些細なことでぶれますし、近い関係性だからこそ、腹が立つことも増えるわけです。
不仲な夫婦を見ても、干渉しない自由なパートナー関係を見ても、他人が立ち入る話じゃないので、納得する生き方、暮らし方を選んでくださいとしか言いようがありません。
それ以上のコメントがないからこそ、この映画を最後まで、細切れに見てしまったのだと思いますが。
演じている役者さんは楽しかったのかな、とだけ考えてみる
世の中のエンタメ、映画などはいろんな作品がありますし、興行的に成功するしないも、価値観はさまざまなので、一概には言えませんが、演じている役者さんたちが楽しめた作品なのか、という点は気になります。
もちろん、数多い出演作の1つにすぎない、仕事の一部と割り切れば、それまでなのですが、後から振り返って、コメントが出てこないような気がしました。
これすら私の価値観ですから、出演者のファンの方ならば、ものすごく満足できた方もいるでしょうし、ストーリーに共感できた方もいらっしゃることを否定はしません。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。