忙しいなんて言って人の誘いを断るって、ほんとうは嘘ですよね。
私が、サードプレイス・ラボのイベントに誘っても、忙しいことを理由に断られます。もちろん、私だって、忙しいを理由に断るケースがあります。
なぜ、忙しいって言葉を頻繁に使ってしまうんでしょうか。忙しさの3つのタイプに分類してみます。
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忙しいと断るときって、本当の理由は違う
とにかく、毎日が忙しくてたまらない。
誰かに誘われても、とにかく忙しいってことを理由に断る。
本当は、その誘いにのりたくないのが本音。
他の予定なんて関係ないはず。
興味ないし、面白くなさそうだし・・・。
そもそも、あなたと一緒の時間を過ごすことは望まないから。
だから、忙しいって理由で断っているのです。
仕事も家族、自分の好きなことに時間を使いたい
忙しいという本当の理由は、仕事も家のことに時間を取られている方が大半のはず。
それだけで十分に疲れている人は多い。
それでも、何とかして、自分の好きなことに時間を使いたいもの。
限られた時間の中で、優先順位を決めているなかで、価値やメリットを感じないならば、当然ながら断っていくのは自然なこと。
「忙しい」
これって、一番簡単に相手の誘いを断る常套句。
あなたと付き合っているほど暇じゃないから、と面と向かって言えないので、このセリフ
「忙しい」
を使っているのです。
忙しいという人には3つのタイプがあります
実際に「忙しい」と口にする人を分類すると、3つのタイプに分かれます。
1:巻き込まれて自分の時間がない人
2:リードする側として忙しい人
3:要領が悪くて時間のかかる人
あなたは自分がどのタイプですか?
このタイプごとに少し整理してみます。
1:巻き込まれて自分の時間がない人
人に頼まれたら断れないタイプの人は、この巻き込まれまくりすぎて忙しくなるタイプです。
ものすごく人がいいのか、器用なのか、気軽な相手だと思われいるのか。
理由は様々ですが、他人に巻き込まれていきます。
結果として、タスク(課題)が増えすぎてパンクします。
どれだけ頑張っても、忙しさが消えずに、やらないといけないことが増え続けます。
巻き込まれる時には、自分の関わる度合いはある程度、ラインを作っておかないと、際限がなくなるので、注意が必要なタイプです。
自分が誰かを巻き込むのではなく、自ら巻き込まれにいくので、本当に必要性があるというよりは、隙間を作らないように、寂しい1人時間を作らない姿とも言えます。
孤立に対する恐怖症とでも言えるタイプかもしれません。
巻き込まれがデフォルトになると、自分が何をしたいのかがわからない
巻き込まれて自分の時間がない人は、とにかく、何でも関わってます。
自分のスケジュールが埋まっていないと、もったいないと感じるようになります。
空いている日時があれば、SNSなどでイベントを探します。
もしくは、頼まれていないことまで自分が過剰に関わろうとする傾向があるのです。
暇になってしまうことが寂しいので、とにかく予定を埋めていきます。
「私って、超忙しい」
と言いながらも、笑顔満面です。
このタイプの人は、自分中心ではなく、他人への貢献という意識が前提なので、尊い存在です。
ただし、裏側にあるのは、「自己(自分)がない」ということです。
本当にやりたいことがないから、誰かの何かを手伝う、一緒にいるだけで喜びを感じてしまいます。
ソーシャルの投稿で、とにかく多くのメンバーと写真を撮りまくるという方は、この傾向がある可能性が高いです。
本人が充実、納得しているのであれば問題ありませんが、ある日、気がつきます。
「自分は何で忙しいんだろう?」
こんなふうに感じたら、「忙しい」と言って、断ってください。
2:リードする側として忙しい人
本来、忙しい人というのは、自分で考えて、役割、プロジェクトをこなしてゴールに向かっていくタイプがスタンダードでした。
自分がリーダーとして、何かを推し進めるためには、先頭を切って頑張る。
仲間を集めて役割を分担する。
途中でトラブルが起これば必死に解決する。
このタイプも1つだけに集中していればいいのですが、1つでは済まず、複数に手を出してしまうと、忙しさは止まることがなくなります。
このタイプの人は、堂々と「忙しい」と言って、誘いを断ってることでしょう。
兼務しすぎると、結果として優先順位がつけられなくなる
リードする側として忙しい人は、自らが旗を振り、先頭に走るだけに、進捗なり状況把握が大事な役割だと理解しています。
1つのことが完結しなくても、他のことがやりたくなってしまう。
何かが終わってから始めるという段取りを持ってスケジューリングを組める人は問題ありません。
ところが、予定通りに行かないプロジェクトなどを複数抱えると、同時並行になります。
その結果、自分の限られたリソースの配分を見直さなければいけない時期が訪れます。
どこかの時点で、終わらせるというゴール、ポイントを決めていれば、良いのですが、ズルズルと続くと負担が増えていきます。
リードする側として忙しい人は、優先順位を明確につけることが最優先課題になります。
3:要領が悪くて時間のかかる人
実際のところ、この3に該当する人はかなり多いと感じます。
意図や中身を理解しないまま、闇雲にやるので、うまくいかない。
とりあえずやってみたけど、やり方や考え方が間違っているので、時間を消費してしまい、バタバタしてしくタイプ。
明らかに要領が悪くて、忙しさが増していきます。
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段取り力を高めつつ、他に任せてしまえばいい
要領が悪い人は、真面目で自己完結させようと頑張る人が多くいます。
だからこそ、事前に、どんな手順で何をやるのかを確認して、こなしていくという段取り力は不可欠。
また、全部自前でやろうなんて思わずに他に任せてしまえばいいのです。
例えば、母親の役割として、子育てが忙しくてたまらないならば、自分の親を頼る、シッターを頼む、料理はパートナーに頼む、など、アウトソーシングしても問題がないことは、自分から切り離せばいいのです。
そうすることで要領の悪さを原因にした混乱した状況から抜け出せるので、少しだけ余裕が生まれて、忙しさから解放されます。
自分のキャパというものを理解して、「忙しい」と相手に伝えて断ることは親切な対応につながっているのです。
忙しいって断るのも断れるのも普通のことなので、理由を深堀りするのはやめよう
誘って断られるって、人格の否定ではありません。
でも、何度も断られているとしたら、あなたの誘いは、相手にとって歓迎すべきものではないと判断して、声をかけるのをやめましょう。
忙しいと断る、本当の理由を知ったところで、何かが大きく変わることはありません。
もし、本当に忙しいと感じているならば、3つのタイプのどれに自分が該当するのかを考えてみてください。
だから、私は、誘われて忙しいと断ることも、誘って忙しいと断られても、気にしません。
本当の理由を知ったところで、幸せになるわけではないですから。
「忙しい」を考えられる本
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。